石黒先生の著書の刺激により、再度プログラム構造概念を再考しようと思う。
学習に関しては「プログラム変更なしで累積的に学習し蓄積し利用できる」のは自明として、まず教師としては2名を考える
教師1:マスター
彼は無条件で学習を指示する。
Feeが「どうしたらいいのですか?」と行動や発言に戸惑った(つまり次のネタがなくなった)とき、「こういう質問をしなさい」「こうしなさい」と指示し、Feeは無条件にこれを記憶する。
また間違った発言があった場合、その直後に「Feeの今の発言はこう訂正しなさい」みたいな感じで修正をする。
つまり、マスターは対話に関してのシーケンスの追加、修正、削除をおこなえるだけでなく、すべてのFeeの記憶情報に対してアクセスできるAdministratorとしての役割を担う
教師2:客
Feeは客との会話の中で必要な情報を得てデータとして追加していく。
例えば客の名前を聞いて覚える。
またデータの記憶だけでなく、指示されれば対話シーケンスの追加も行う
これをもとにFeeの初期値での対話と、学習していく過程を想像してみる
初期値での会話:
Fee:マスター…あの…次はどうしたらいいのか…わからないんです…
マスター:お客様の名前と生年月日を聞いて覚えておきなさい
ここで客の名前と生年月日を聞いて覚えるというシーケンスがFeeの対話に追加になる
Fee:わかりました
Fee:お客様…お名前と生年月日をおしえてもらえますか?
客:英夫です。19xx年xx月xx日生まれですよ
Fee:ありがとうございます。記憶しておきますね。
Fee:マスター…あの…次はどうしたらいいのか…わからないんです…
マスター:お客様の趣味を聞いて覚えなさい
ここで客の趣味を聞いて覚えるというシーケンスがFeeの対話に追加になる
Fee:お客様…お客様の趣味をおしえてもらえますか?
客:ウマ娘にはまっています
Fee:ウマ娘ってなんですか?
ここで会話にFeeのデータベースにないものがのち上がると、自動的に質問する
客:ゲームとアニメですね。
Feeの知識はほとんどゼロのため、こうやってまずはマスターが記憶するための対話シーケンスを構築していき、データを蓄積していくことが最初となる
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