前回のブログで記憶を重ねていけば概念が生まれそうであることを書いたが、
これは自動的に発生するものではない。
よって連想記憶上に上位概念であることを明確に指示するべきだと考えた。
これは前回の連想記憶に上位概念である「食事」と「味」を追加したものである。
オブジェクト図の「aggregation」の矢印がこの表示に使える。
例えば次のような会話から上位概念が記憶される。
Fee:焼肉ってなんですか?
客:食事だよ
Fee:じゃあカレーや寿司と仲間なんですね?
客:そうだよ
この会話で、「焼肉」が食事という上位概念として記憶され、食事の下位概念のカレーや寿司と同一であることを確認できた。
ここで、食事の下位概念のカレーと寿司の両方に連結しているものを見ると、「食べる」と「美味しい」である。
ここで形容詞を選択して、会話を続けると
Fee:焼肉って…美味しいんですか?
客:うん、美味しいよ
と会話が続きそうである
ちなみにこの上位概念の記憶は当面名詞だけに限ったほうがよさそうだと思う。
形容詞、動詞に関しても上位概念を作ることは可能だが、これらをうまく分類して制御する方法が見いだせてないためだ。
よって処理としては
記憶にない名詞がきた場合には「それは何か?」という質問をし、
すでに記憶している上位概念があれば、それと関連付ける
上位概念に存在しない場合、すでに記憶している上位概念を列挙に、それに相当するものがあるかどうかを確認し、なければ新たに記憶して関連付ける
となるだろう
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