雑談AIはさらに進化してきている
例えば
少しだけ触った感じでは、どれもまだまだだと思う
では何が「まだまだ」なのだろうか
もういちどこの本を読んで、2020年時点の整理と自分の開発目標を見直してみたい
この書でキーになる文を列挙してみる
序章:
自分が自己開示をすることが、相手との信頼関係を作る
自己開示は相手の様子を見ながら徐々に進む
AIはまだ相手の会話にかぶせて話しをすることができない
第一章:雑談を可能にする仕組み
ELIZA(精神科医のカウンセリング)では、相手の言うことを反復することが有用
第二章:発言の理解と対話相手の理解
機械の理解とは「分類すること」 → これは私的には誤りだと思う。分類したところでそれが理解とは言えない。
分類することは対話の応答を確実に見つけ出すための方法であるだけ。
感情を理解する
共感する。伝聞調で応えると破綻しくにい(~って聞きました 的)
第三章:自然な発言を生成する試み
プロフィールテキスト(短文のプロフィール「スキーが好き」「犬が苦手」)
ChatGPTなどのAIがある現在では、自然は発言は何も考えずにほぼ可能と思う
第四章:対話破綻という困難
人間でも対話破綻はするが、目的がある限り、対話は続く。つまりAIもシステムに意図を持てば、その達成に向けてどのような方法であっても対話を続け、破綻はしなくなると思われる
ルンバは部屋を綺麗にするという目的があるから、頑張っている感があって愛着が沸く
終章:社会の一員となるAI
相手の言ったことを理解しているということを言葉の中にちりばめて会話をすることで、自分が相手を理解していることを伝えている
逆に相手がどこまで理解しているかを、相手の言葉で推定する
「共想法」高齢者が話したい内容を持ち寄って話すことで、話す、聞く、理解するなど総合的な認知を鍛える方法
共想法の自動化システムを開発中。相手の話を聞くだけではなく、システムから話したいことを話し、相手からの質問に応える
これを使って認知能力の測定が可能
ChatGPTがまだないころの2020年では、まだごりごりの作り方である部分も多いが、キーポイントは変わっていない
そして終章を見てわかるとおり、「何のための雑談AIなのか?」というシステムの目的が重要であることがわかる
もう一度、いろいろ考えなおしてもいいかもしれない
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